大好きな気持ち


もしかして龍斗君の??


「ごめんな。ありがと!」


と言ってボールを受け取ったら走って行ってしまった…


1秒も無駄にしたくないって言う龍斗君の気持ちが痛いほどわかるから、私も頑張らなくっちゃって思える。


だから、精一杯朝練に取り組んだ。


そして、いつものように朝練が終わって下駄箱に向かうと龍斗君が待っていてくれた。


いつもより笑顔で…


「なんかいぃ事あった?」


笑顔の理由が気になった私は龍斗君に聞いてみた。


「べっつにぃ??」


そう言ってもっと笑顔になる龍斗君にキュンキュンが止まらない…


「あったんでしょ??教えてよ-!!」


「教えない!」


そんなやり取りをしばらくしていると、ようやく龍斗君が話してくれた。


「1つ目は、今日凜が泊まりにくる事だろ。2つ目は…」


そこで、ためたから余計に気になるじゃん!!


「今度の大会メンバーに選ばれた…」


「本当!?よかったね♪」


< 211 / 254 >

この作品をシェア

pagetop