大好きな気持ち


龍斗君の後ろをてくてく歩いていくと、龍斗君の家じゃないところに着いた。


「ここどこ?」


下向いてたから全然わかんない…


「保育園」


そっけない返事だったけど、秀斗君を迎えに来たんだとすぐにわかった。


「秀斗君-!お兄ちゃんが迎えに来てくれたわよ-!帰る準備しなさ-い!」


保育士さんが叫んでるのが聞こえる。


「せんせ-みなさんさよ-なら」


ちゃんとあいさつをして秀斗君が出てきた。


「おねぇちゃんだ-!きょうぼくのいえにおとまりするんでしょ-?」


「うん!そうだよ♪」


秀斗君すっごくかわいぃ!


服の裾を引っ張って上目遣いでこっち見てくるんだもん…


かわいすぎるよ-!!


ふと、現実の世界に戻ってくると龍斗君がいないことに気づいた。


「龍斗君は??」


秀斗君に聞いてもわからないか…


「みかちゃんむかえにいってるよ-」


そっか…


まだ美華ちゃん保育園行ってないと思ってたけど、もう行ってるんだね。


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