大好きな気持ち
「大丈夫か?」
大丈夫じゃないよ…
気持ち悪いし…
って言うか自分が
大丈夫
って言って誘ったくせに
大丈夫か?
はないでしょ…
「ごめん…俺が乗りたかったんだ…」
しょぼ-んって顔しないでよ
私まで切なくなってくるじゃん
「もう大丈夫だよ!」
そう言って空気を変えた
せっかく来たんだからいつまでも引きずっちゃいけないし…
楽しみたいし!
「じゃぁ次はなに乗る?」
「お化け屋敷行こうぜ!」
え--っ…
それも無理なんですけど…
「無理だって…」
「俺が居るだろうが」
「そうだけど…」
「そんなに信用できない?」
「そんなことないけど!」
だって怖いんだもん…
あのBGMとか暗さとか不気味さがどうしてもやだ…
「じゃあもう帰るか…」
「やだ!!じゃぁお化け屋敷行く!」
もう帰るなんてあり得ない
私は観覧車に乗って夕焼けを見たいのに…
昼前に帰るだなんて…