大好きな気持ち


そんなことを考えてる間にも龍斗君は私の手を取ってスタスタ歩いていた


ここは龍斗君を信用しよう!


そしてめちゃめちゃくっつくんだから!!


「おい!入るぞ!」


「うっ…うん…」


入る前からすでに怖くて繋いでる手に力が入ってしまう…


「あははははっ」


お化け屋敷の何が楽しいの?


龍斗君の心の中が読めない…


龍斗君と触れてる右半身が暑くなってきた…


ドキドキしてる場合じゃないってば…


「うわ-っ!!」


なんか死体が動いた-!!


もぉやだ…


いろんな意味でドキドキして心臓がおかしくなりそう…


「はぁ終わった…」


怖かった-…


「なに泣いてんだよ(笑)」


「なっ!!」


誰のせいよ…


本当怖かったんだから!!


龍斗君を軽く睨んでジュースを買いに歩き出した


「スネんなって!」


「本当に怖かったのに笑うんだもん!龍斗君のバカ!」


「ごめんごめん…でも凜可愛かった!」


そんなこと今言っても無駄だから…


って言いたいのに素直に喜んでる自分を抑えられない…


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