大好きな気持ち
「ちょっと凜聞いてくれる??」
「なになに-??」
「昨日電話してたでしょ??」
「うん。」
「それで、切る前にお母さんが代わってって言ってきて、落ち込んでるから無理だよ-って言ったの。」
「うん。」
「そしたらね、今日朝練だからって張り切っておにぎり作り出して…凜ちゃんに渡して!なんて、言ってくるんだよ-」
「そぉなの??持ってきた??」
「一応…」
「本当??私今日朝ごはん食べてないから嬉しい☆やった-」
「よかった-。ありがと☆」
「私こそありがと♪
あっ!今日朝龍斗君からメールがきてね、
「巻き込まれて迷惑とかは思ってないけど、なんかややこしくなってきた」
って言われたんだ…」
「ややこしいって…なんだそれ(笑)」
そうやって、軽く受け流してくれる玲の気づかいがわかって嬉しくなった。
「あっ!バスケ部男子朝練してるよ!」
「えっ?」
男子だけだったら一緒にできるんだった…
なんか、気まずい…
しゃべりかけることもしゃべりかけられることもないんだから、気まずくなることなんて無いのにね…