大好きな気持ち
「凜!遅いよ-!どこ行ってたの??」
「ちょっとファンの子が、サインと握手とハグしてって言ってたからしてあげたの。」
「そっか…」
「「えぇーっ!!先輩ハグしたんですか-??」」
後輩が口々に叫んでる…
「そぉだけど…」
「ずる-い!!私も部活終わったらハグしてください!!」
「いぃけど、汗かくから…」
「そんなの気にしないです!!」
うちのバレー部なんて無法地帯なんだろう…
キャプテンも呆れてるよ…
そうして、部活が終わって片付けも終わったら、体育館の出入口に後輩たちがズラーッと並んでた…
「えっ…?こんなに?」
「「「私達全員先輩のファンクラブ所属してますから-」」」
「あっ…ありがと…」
「じゃぁ、凜早く終わらしてよ!」
玲が怒っちゃった…
-20分後-
終わった-
部員数が多いんじゃなくて、ハグしている時間が長い…
ちょっと疲れたかな??
でも、嬉しいことだから…
「玲ごめんね?」
「いぃよ…なんか、自分のものをとられた気分になっちゃって…」