大好きな気持ち
さっき、ひどいことを言われてちょっと落ち込んでたから、泣きそうになるほど嬉しかった。
「ありがと☆」
涙をこらえながら笑顔で答えた。
すると、玲が教室に入ってきて、私のところに来た。
「ねぇ、凜。さっき、松井と手繋いで教室来た?」
「えっ?う…ん。」
「もう後輩たちが大変でさぁ…」
「どうして?」
「バレー部の後輩たちって大体が凜のファンだからなんか、泣き叫んだりしてて…」
「なんでだろ??そうやって、ファンの子達離れてっちゃうのかな?少し寂しいな…」
「違う違う!なんか、嬉し泣きみたいだったよ?」
「どういう事?」
「あんなにかっこいい彼氏ができる凜を尊敬するだとかなんとか言ってたかな??」
「??」
「私もあんまり意味がわかんないんだけどね…」
「うん…」
「それとおんなじようなことが、バスケ部にもあるらしくて、また新しいファンクラブができるとか…その新しいファンクラブは松井と凜のやつ共同みたいで…」