ツバサのない天使
「やッ…!」

部屋に響く甲高い声。
それを塞ぐかのように、口に布を詰める。


最低だ…
娘を玩具にするなんて。



幼いあたしは抵抗なんて出来なかった。

あたしは、体の弱いお母さんの代わり。

快楽を得るための道具。







愛なんて、知らない。
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