紅き天
「わかった。
ゴメンね、困らせて。」
「そんな事ない。
俺嬉しかったから。」
ニコッと微笑む静乃が愛しくて。
俺はまた静乃を抱き上げて階段を下りた。
「いやああぁぁぁっ!
やっぱり怖い〜!」
「悪戯心がくすぐられてつい。」
「あの場面でくすぐられる所なんかあったの!?」
疾風は笑って誤魔化し、怒られないように静乃を下ろすとさっさと遁走した。
静乃は足が震えるのかまだ座り込んでいる。
ちょっと可哀想な気もするが基本疾風はサドなのだ。
ゴっメっン〜、と歌うように呟いて店の雨戸を閉めに走った。
甘い空気はどこへやら、戻ってきた疾風に静乃の睨みが飛んだのは言うまでもない。
ゴメンね、困らせて。」
「そんな事ない。
俺嬉しかったから。」
ニコッと微笑む静乃が愛しくて。
俺はまた静乃を抱き上げて階段を下りた。
「いやああぁぁぁっ!
やっぱり怖い〜!」
「悪戯心がくすぐられてつい。」
「あの場面でくすぐられる所なんかあったの!?」
疾風は笑って誤魔化し、怒られないように静乃を下ろすとさっさと遁走した。
静乃は足が震えるのかまだ座り込んでいる。
ちょっと可哀想な気もするが基本疾風はサドなのだ。
ゴっメっン〜、と歌うように呟いて店の雨戸を閉めに走った。
甘い空気はどこへやら、戻ってきた疾風に静乃の睨みが飛んだのは言うまでもない。