紅き天
通りを渡りながら、疾風は深いため息をついた。



俺、静乃にますます嫌われたな。



もともと、恋愛の線なんてなかったのに、更に離れた。



夢は結局夢で終わる。



まあ、静乃との結婚も夢のまた夢だから、当然か。



疾風は自分の部屋に上がり、刀を磨き始めた。












その夜、疾風は宗治に頼んで仕事を入れた。












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