平凡な恋の話 No.2
瑠璃は私の答えを聞くと
あきれたようにため息をついた
あきれられても仕方ないもん!!
ホントにわからないんだから・・・
『前に1回言ったことがあると
思うんだけどなぁー』
『興味がないことはすぐに
デリートいたします』
機会みたいにカタコトでしゃべる私
また、ため息をつく瑠璃
『・・・また説明しようか?』
『結構デス・・・』
『あのねぇ好きって言うのはねぇ』
私の返事は無視して
瑠璃は呪文のように説明をはじめた
その間私はあくびをしたり
背伸びをしたりと
自由にのんびりとすごした
― 30分後 ―
『・・・ってこと!!
みく、わかったぁ?!』
瑠璃の呪文のような説明が
やっと、やっっと終わった・・・
『ん・・・?
あぁ・・・うん分かった』
なぁ~んにも話を聞いていない私は
適当に答えた
そんなことを知るはずもない瑠璃は
『んじゃぁ~もう1回きくよ?』
と、話を進めた
『みくは海我先輩が好きなの?』
『・・・わかりません』
今回は真顔で言ってやった
瑠璃の目が点になったのが分かる
アホな親友でごめんねぇ
恋愛系は興味の前に
何もわかんないからぁ~