平凡な恋の話 No.2

  『またみくちゃんとなんか

  あったんやな、巧夜はん♪』

 『いや・・・

  時計塔にいたらあいつがきて

  なんか礼を言われただけだ』

 『ホンマにそんだけぇ?』

 『なにを疑う』

 『なんでお礼言われたんや?』

 『・・・悩みを聞いてやったから』

 『そない言ってぇ~

  悩み聞いてやったとは言うても

  普通に聞かんで

  後ろから抱きついてから

  なにも言わへんで

  聞いとったとちゃう?』

 『・・・・・・・・』

 『図星やなっ☆』

 『・・・帰るぞぉー』

 『巧夜は~ん

  まってぇ~なぁ~』

 『あそこのコンビニで

  なんかオゴれ!!』

 『いややっ!!

  ・・・巧夜なに笑っとん?』

 『ふんっ、知るかボーケ!』

 『なんやてぇ!?』
  
 (直哉には何も秘密に

  できそうにないな・・・)

 



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