平凡な恋の話 No.2
 
 『ここなら誰もこないし

  景色もいいから飯が旨くなる

  どうせ一緒に食べるなら

  こういう所がいいだろう?』

 『あ・・・ハイッ!』

 海我先輩はそう言った・・・

 その後は照れくさそうにして

 あんまりしゃべらなかったけど

 なんか・・・うれしかったなぁ

 
 
 後から堂本先輩から

 教えてもらったことだけど・・・

 私たちが昼食を食べたのは

 ‘屋上’ではなく‘時計塔’の

 1番上だったらしい・・・

 まぁ、屋上って言えば屋上だけど

 あそこはなんと・・・

 [関係者以外立ち入り禁止]

 の場所だったのですよ・・・!!

 見つかったら大変なことになるよぉ

 海我先輩と堂本先輩は何回も何回も

 見つかっているってさぁ♪

 私は見つからないように

 もうここには来ません!!

 来るまでに疲れるしねぇ~




 
 

 
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