【短】イケてる彼氏の真実

―――――――

―――――

翌日――


「あぁぁあぁぁあぁ！」



寝坊だー！


あ、仁！


寝てる〜


本当に、ｱﾀｼが起こさないと起きないの？


「仁〜ちょっと仁〜！」


無反応…


ｽｰｽｰと規則正しく寝息をたてている。


「仁！」


ﾊﾞｼっ


あ！つい手が出ちゃった…

「………ってぇ」


「ごめん」


「今何時？」


「7時30分」


「はあ？お前ちゃんとおこせよな！あぁ〜もう！遅刻だよ…」


「ごめん」


「はあ〜」


何故かｱﾀｼが罪悪感に包まれる。


自分で起きればいいじゃん！


ｱﾀｼは仁のお母さんじゃないっての！