首筋、君の手が触れた。



智晴がすかさず茜を見た。


確かに、赤かった。



『…あ、いや、日焼けしたんだよ。

体育が外だから。』


慌てて取り繕う茜。


それもそうだ。


下手したら、寝たフリしてたこと、


智晴にばれてしまう。



しかし、智晴は鋭かった。






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