首筋、君の手が触れた。


あの日。

あれから、ますます、

智晴と話せない。


目は、よく合う。

そりゃもう、これでもかってな程。


でも、話せない。



なぜかって、

なぜだろうね。

茜は自問した。






なんで?と、

智晴に聞きたい。



なんで目が沢山合うの?

なんで私を避けるの?






なんで、キスしたの?










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