首筋、君の手が触れた。
やっと、気づいた。




水曜日、三時間目。

体育の授業中。

男子、バレーボール。



『おい、打てよ!』

『レシーブ行けって!』

楽しそうにバレーボールを、

しているようである2年3組。



しかし、

一人だけ。





眉間に皺をよせて、

思い悩んでいる生徒がいた。












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