首筋、君の手が触れた。



そこは、保健室。

キラキラしてるほこり。

誇りも埃もどちらとも。

佐倉茜は、箒を持って、

ブラインドから差し込む光を受け、

キラキラ輝く埃に見惚れた。


笹島祐貴は、雑巾を持って、

ブラインドから差し込む光を受け、

眩しそうに目を細める茜に見惚れた。






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