首筋、君の手が触れた。



『まぁ、きっと慣れたら、

話すようになるよ。

何か、変なこと言った。

ごめんね?』

笹島は言った。

『ううん、いいよ。

じゃあ、掃除終わるし、

帰ろうか。』

『うん。』














佐倉茜。

睫毛が長い。

自嘲癖あり。



多分、

境智晴を異性として、好き。






そこまで心の中でメモして、

笹島は、こう付け加えた。











そして多分、

俺は佐倉茜が好き。















< 70 / 110 >

この作品をシェア

pagetop