首筋、君の手が触れた。



境智晴は動揺していた。


どうしよう、佐倉と二人きり?

黙ってたら、また佐倉は、

変な勘違いをしそうだな…

佐倉は、俺のことが嫌いではないらしいし。



よし、話し掛けよう!


と、約10秒で決断して、

部屋の中を見回すと。













ベッドに首をもたれ、

茜は静かに目を閉じていた。




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