ぴんくな彼女
「きゃっ!零果ちゃんがいるよっ」
「えっ嘘っ。どこーっ?」
「キャーっ零果ちゃんだっ」
「握手して下さいぃ」
学校以外での私はこれ。
街を歩けば知らない人はいないぐらい有名。
なぜかって言うと、
モデルやってるんだよねー。
そこそこ人気はあるつもり。
今は家から徒歩10分の、
事務所にむかってる。
10分って言ったらだいぶ近い気がするけど、
実は私にとっては大分遠い。
普通でも人が多いのに、
私って分かればみんなよってくる。
そんなわけで学校で私ってばれるといろいろとめんどうだから、
あんなにダサイかっこしてるわけ。
で、
そんなダサイ私はいじめの対象。
ほんっと嫌になるよ。