私はあなたの犬になる
「ちょっと
上がっていい?」



真由美はそう言うと


冴子の
返事も待たずに


ずかずかと


部屋に入ってきた



寝室のドアを開けると


ベッドに寝ている
ミキオの首に


腕を回した



「ねぇミキオ」



真由美は


甘ったるい声を
出した



そして



キス



「もぉ時間だよ?」
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