空色スニ-カ-ズ


あの美貌だから男も女も近づいていったが、冷たく仲良くしようとはしなかった。




「でもさ、」




望サンの声に顔をあげる私。




「話しかけてみよーよ。どんな子かは、過去の彼女の話じゃなく、会って話してみて自分で決めるからさ。」




そう言って微笑む望サンに自分が恥ずかしくなって俯いてしまった。私自身も彼女に話しかけたわけではなく、友達からきいて勝手に思っていた印象だった。




「鈴もこれから知ればいいんだよ。」




私の気持ちを察知したのか零サンは声をかけて優しく肩を叩いてくれた。




「…ハイ!」




私もこれから彼女をしろうと心から思った。




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