空色スニ-カ-ズ


さっそく近づいていくと彼女はそれにきずいてか目をそらそうとした。




「おはよー。滝田さんだよね、あたし大谷零。よろしくね。」




サッと前にまわりしゃがんで目を合わせると声をかけた零サン。




滝田サンは戸惑ったように目を泳がしてから
「ど、どうしてあたしの名前を…?」と囁いた。




「あぁ、ソレ?鈴が教えてくれたのー。同中なんでしょ?あたし風岡望。
んで知ってっかもしんないけどこっち!山内鈴ねー。」




あのニカッと笑顔で話した望サン。




滝田サンは同中に反応したのか私の方を見て怪訝な顔をした。




「えぇ…っとその…。」
口ごもる私。
やっぱり噂などで囁かれていたのを知っていて過去を知られているのがいやなのかもしれない。




そんな時。




「んな目で見ないであげてよ。」




零サンは優しい声で囁いた。





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