空色スニ-カ-ズ



…「あっ、そーいえば松沢センセーが放課後あたしら4人呼び出しだって。」



「え?あたしらなんかした?」



「いや、なんか頼み事だってェー。」



「今日は早く帰ろうと思ってたのに…。」



「えっ、零、今日なんか用事あるん?」



「いや、用事っていうかすること?
…本当はそれがあって部活できないってゆーか…。」



「えぇ!?あの時そーいってくれればよかったのにィ。」



「いや、小さい事だから言うまでもないかと思って。気にされると困るし?」



「えっ?どーいうこと?」



「やぁ…聞かれると困る事だったから。あの空気だと言わざるおえなかったじゃん。」



「そっかぁ…。まぁ、聞かれたくないなら聞かないから。その、しなきゃいけない事?頑張ってね。」



「うん…。ありがとう。」




鈴と尚がトイレに行っている間に零に呼び出しのことを伝えた。




ありがとうと言った零。




その時とても痛々しく笑うので驚いた。




零、なんか抱えてるー…?




この一言を言おうとしたが視線を窓の外にむけてしまったので言い出せなかった。




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