空色スニ-カ-ズ


「望サン、零サン!」




二人が帰ってきたがまだ零は考えこむように下の方をみている。




「あ、おかえりィー。」



「あれ、零どうかしたの?」




尚の声にハッとした表情を浮かべて顔をあげた。



「んーん。なんでも。ってか望、呼び出しの事。」




零の顔をみるが無理に笑っている。




「あ、今日の放課後あたしら4人呼び出しだってェー。」



「なんでしょう?」



「頼み事なんだって。」



「頼み事?どの先生が?」



「松沢センセーが。」



「あぁ、あの黒ぶちの。
っていうか担任の。」



「そうそう。大変な事じゃないといーけど。」




…その後、あっというまに放課後。




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