空色スニ-カ-ズ
あたし達4人は教室に残っていた。
ガラガラ…
「お、ちゃんと残ってるな。」
「あんたが残っとけっていったんじゃん。」
「口が悪いですよ、風岡さん。」
あの作り笑いでニコッと笑う。
…寒気がしてきた。
「先生、頼み事ってなんですか?」
尚が早くしろといわんばかりに声をはさむ。
「そうそう。ソレソレ。今回呼び出したのは、<学校アピール部>入ってもらおうと思ったからです。」
「「「「………」」」」
「まぁ簡単に言うとアピ部?この素晴らしい我が学校をアピールする部って事です!」
「「「「…はぁぁぁ!!」」」」
このリアクション待ってました、という顔をする先生。
「ちょっと待って下さい!私部活決めてたんですよ!?どうなるんですかぁ?」
「そこは大丈夫!兼部OKだから。」
「用事があるときとか、どうするんですか!」
「大丈夫!そんな活動することないから!」
「ってかこれは強制なの?」
「半分な!」
「なんでまたこの学校がいちいちアピール部なんかつくんの!?いいとこないしィ!」
「あっ、そんな事言ってはいけませんよ!校長先生に怒られますよー。」
「「「「…なんであたし(私)達なの!!」」」」
「…仲がいいから。」