恋手紙~大好きな先生へ~


「…掃除はもういい…
帰れ

暗くなる前に」





「さようなら」



それだけ言って
ここを出た




何度も何度も振り返りながら






私のことなんかきっと
これっぽっちも
考えてないんだろうな…




そう思うと
だんだん悲しくなってきた






眩しい夕日
暗い気分とは裏腹に
空はイイ天気







綺麗すぎて

かすれて見えた



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