恋手紙~大好きな先生へ~


俺は決めた






「…愛夏?



別れよう…」



「…言うと思った


実はね、私も思ってたの…

こんなこと
いつまでもズルズルしてたらダメだって…



…優人?」




「…何?」




「…ありがとう


…優人のこと
大好きだった


バイバイ」




電話で愛夏はそう言って
すぐにきった




「俺…まだ

"ありがとう"すら

言ってないのに」






あの時、俺は強がっていたかもしれない



本当はまだ
ちょっとだけ…





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