恋手紙~大好きな先生へ~


本当は

もう来たくなかったのに…



「お前さぁ
避けてるだろ?」




「さ、避けてません」




「ウソ下手すぎ

話すときは
相手の目を見ろ」




私の両頬が
先生の両手に触れ
私を先生の目を
合わせるようにした




先生の顔
まともに真正面から
見たことなかった私は
嬉しさと恥ずかしさで
顔が真っ赤になった





「…顔真っ赤」



と言って
先生は笑った



「うるさい!」


こっちは
恥ずかしくて
しょうがないのに…


< 153 / 193 >

この作品をシェア

pagetop