恋手紙~大好きな先生へ~
本当は
もう来たくなかったのに…
「お前さぁ
避けてるだろ?」
「さ、避けてません」
「ウソ下手すぎ
話すときは
相手の目を見ろ」
私の両頬が
先生の両手に触れ
私を先生の目を
合わせるようにした
先生の顔
まともに真正面から
見たことなかった私は
嬉しさと恥ずかしさで
顔が真っ赤になった
「…顔真っ赤」
と言って
先生は笑った
「うるさい!」
こっちは
恥ずかしくて
しょうがないのに…