恋手紙~大好きな先生へ~
そしてお祭りの日
あれから
先生とは話してない
っていうか
話してくれない…
けっこう傷つくんだ
けれどなぁ
パンパン!!
私は自分で
両頬を手で叩いた
「今日は先生のこと
忘れよう!」
浴衣 着てこいって
香織は言ってたけど
ひとりで浴衣
着れるかな…
押し入れから
浴衣セットを引き出して
思い出しながら
浴衣を着た
本当なら
"お母さん、浴衣の着方 教えて"
なんて言ってみたい
それからお父さんに
"どう?かわいい?"
とか聞いてみたり…
現実はいつだろうと
娘が何しようと
仕事優先で
今も両親そろって
いない