恋手紙~大好きな先生へ~


「…笑えよ

この前みたいに」



「えっ…」



「顔が曇ってる

笑うとさ
どんなことでも
少しは明るくなるよ」


「そう…かな」



「俺は笑った
さくらが好きだから」




……へ?

私、告られてるの?

誉められてるの?



きっと
心配してくれてる
だけだよね



「あ、ありがとう」





「席につけー
出席とるぞ」



先生は
いつもと変わらなかった




< 192 / 193 >

この作品をシェア

pagetop