恋手紙～大好きな先生へ～

私は数学準備室を飛び出した

仕事をしたくなかったから飛び出した訳じゃない

あんな話をしたくなかったから帰りたかった



先生の言葉が私の頭の中でリピートする

相談しろよ
とか
大丈夫だ
とか

そんな優しい言葉を先生が言うからちょっとビックリした


ひとりぼっちの時が多いから
久しぶりに優しい言葉を聞いたような気がする

先生は優しいなぁと思った
そんな先生の言葉を聞くと安心する
この人なら信じれるかな…


けど、どうせ先生っていう立場の人は何かあったらすぐに逃げる
見て見ぬふりをする

だから先生っていう存在が嫌い

田所先生も…どうせ
そうなんでしょ？