恋手紙~大好きな先生へ~

先生はこんな馬鹿にも分かるように
1から説明をしてくれた

意外に分かりやすく教えてくれて
これなら授業中に寝なきゃ良かったと
後悔した



もしかしたら
田所先生に教えてもらうなら
数学が得意になっちゃうかも…
それくらい説明が分かりやすかった



気がつけば
時間はあっという間に過ぎていた



「おっともうこんな時間か…
…内原
俺の数学はどうだった?」


「すっごく分かりやすかった!
今まで分からなかった問題が嘘のように解けるようになったんだもん!
ありがとう、先生!」


「そうか!良かった…
本当は理解してくれないんじゃないかなって思ってた」


「何それ!
私がすごく馬鹿だと言いたいの!?」


「…まぁ簡単に言うとそういうことだな」



はははっ
と先生は笑いながら
私の頭をクシャクシャ
となでた



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