恋手紙~大好きな先生へ~

「先生、ありがとうございました
じゃあ帰ります」


「おう
気をつけてな」


手をふってくれる
先生が何だか
可愛くみえた



本当は
嫌いだった数学

学校に行くことが
嫌だった私にとって

先生がいるだけで

嫌いな数学も
嫌いな学校生活も

ほんの少し
好きになれそうな気がした




そして

私の中で先生の存在が

大きくなった




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