恋手紙~大好きな先生へ~

「なにかあったら相談してよね!!
私たち友達じゃん」


難しい顔してる私に
香織はそう言ってくれた


嬉しかった
けど…
私は…怖かった


「うん…ありがとう」




いつか
この優しさが消えるんじゃないかって…



私にはあんな過去が消えない限り
人を信頼することなんて
できなくなっていた





あの過去が消えてくれればいいのに…


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