詩~UTA~
その日私は
学校の前で和哉を待っていた

今は11月。
寒くなってきた

『雪…いつふるんだろー』
私は空を見ながら1人でつぶやいた。

すると背後から人の気配がした。
パッと後ろを向く。


そこには
先輩が…



『誰待ってんの?彼氏?』
先輩は笑いながら言った。


むかつく…

でも私は怒りを抑え
『先輩には関係ないことです』と言った。





『玲奈?』

和哉の声が聞こえた。

迎えにきてくれたんだ。
愛しい人を見るとホッとする…。

私は先輩を無視して
和哉の車へと乗り込んだ。






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