詩~UTA~
その日から俺は病院に通った。


玲奈が入院してから3日目

あいつが現れた。


だかそいつはいつもと違いオロオロしていた。

『なんだよ。テメェ。何のつもりだ?』
俺は睨んだ。

『いや…その…謝りたくて…』

『はあ?今更何言ってんだよ』
こいつ なんなんだ?

『玲奈を道路に突き飛ばしたのは俺なんだ。』


そいつの言葉に俺は唖然とした

だんだんと怒りがこみ上げてきた

『テメェ…良くも!』

俺がそいつを殴りかかろうとした直後だった

『や…めて…』

玲奈の声がした。

俺は玲奈の方へと顔を向けた



そこには

目を開けてこっちを見ている玲奈がいた。
< 71 / 82 >

この作品をシェア

pagetop