詩~UTA~
今日はせっかくの記念日なのに…
心のどこかで落ち込む私がいた
でも…仕方ないこと
今日はつきっきりで和哉の看病をしよう。
そう思いながら私はおかゆを作り出した。
『はーい。おかゆできたよ!』
和哉はしんどそうにこっちを見た。
『サンキュ…玲奈』
和哉はそう言ってゆっくりと起き上がった
私はスプーンでおかゆをすくい、『はい。あ〜ん』
と言って和哉の口の前に持って行った
和哉は恥ずかしそうに
『…少しさましてからにしてくれ…』
と言った。
『はいはい。フーッフーッ。さましたよ!口あけて−!』
和哉は少しずつ口を開けていった
私は和哉の口の中におかゆをいれた。
『おいし−?』
私がそう聞くと和哉は
『当たり前だろ』
と言ってくれた
『よかった−☆あっそうだ!記念日のさ−プレゼント買ったんだあ!』
私はそう言いながらカバンの中からプレゼントを出して和哉に渡した。
『サンキュ.俺からもあるんだ…そこの机に置いてある』
私は机の上に置いてある小さい箱を受け取った。
『あけていー!?』
『おう…俺も開けさしてもらうわ』
カサカサ
先に開けたのは私だった。
その小さな箱の中には
ペアリングが入っていた
『かっ可愛い−!!嬉しい…ありがとお』
すごく嬉しかった
『それは良かったあ〜。
ん?』
和哉は私が渡した袋を開けた途端不思議な顔をした
私は気に入らなかったのか不安になった。
『どっどうしたの?』
私は和哉に聞いてみた
すると和哉は
『これ…前に俺が欲しいっていってたピアスやん!!高かったやろ?』