PM 6:00。







仕事が終わり、帰り支度をしている時に声がした。







「桜井、まだ居たのか。」






藤和田課長が、ドアのところに立っている。







「課長!どうされたんですか?課長も残業ですか?」







「管理室に用があったんだ。調べ物していたら、こんな時間になっていたよ。」







「そうだったんですね。お疲れさまです。
私は今から帰るところです。」








私が返事をすると、








「私も帰るから、途中まで一緒に行こう。」








課長は自分の鞄を取り、歩き出した。








私も後ろを着いて歩き出した。
< 11 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop