とまどい

「おはよう。」

「おはよっ!」

「おはようございます!」






いつもの朝。







いつものように、朝の挨拶が交わされている。







「里緒菜、おはよう!」








加那が元気よく肩を叩いてきた。








「…あっ、おはよう。。。」








「どうしたの?ぼーっとして?」









「えっ!?そっ…そう!?」







なんて、苦しいリアクションをしてみたけれど、
実はほとんど寝ていない。








課長と別れてから、あの場所に立ち尽くしていた。









家にどうやって帰ったか覚えていなく、
夜も色々な思いが浮かんできて、眠れなかった。








「さっ!今日も一日元気に頑張ろうね!」








あたふたしている私なんか眼中にもない感じで、
加那はフロアに向かって歩き出していた。
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