宝物
アタシが目を付けたお店には、クマの人形がずらっと並んでいる。

アタシは思わず口に出た。

可愛いぃぃ~

愛はチラっとみて~マジだ!可愛い~

光希は、どのクマがぃぃ?
アタシは、ピンクのクマに指さして、「これ。」
って言った。


光希は、そのクマを持って買ってきてくれた。


はい。美優。 これからもヨロシクな。


光希~有り難う。

頬っぺにキスのお返しをした。


公介クンと愛たちが消えた!
何処に行ったんだろ~


あ~俺さっきみたよ。
あそこ。

指差した方を見ると~そこは、レジだった。


なんだ。言ってくれればぃぃのにぃ。

ちょっと心配しちゃったし。


愛は、ごく普通の茶色を買っていた。


可愛いね。アタシはつぶやいた。


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