〜HOP step JUMP〜
「お願いします!」
「お願いします!」
今日も朝からエリナとナオキはチラシ配りに精を出していた。
「はよッ!!」
「よく、そんな下らない事をやってられるな?!」
軽い気持ちで、嫌味は無くでも本音を漏らしてしまった。
「……は??」
「ショウ、今なんて言った??」
後戻りは出来ない
「だから、よくそんな下らねー事を毎日やってられるな?って、言ったんですが…何か??」
「おめぇ……お前みたいに何にも頑張らねえで毎日をただ流されて生きてる…いや、ただ空気の中に存在してるだけの奴には言われたくねぇ!!」
プチンッ。
何かが頭の中でキレた。