恋に落ちた☆アイドル



「違う!」って、上原、必死に言ってるけど


「そうなんじゃよ、リョウちゃん。

凜は、小さい頃から歌が上手くてな。

ただ、人前で歌う事が恥ずかしいから、余り歌わないのじゃよ。」



「へぇ~そんなに上手いなら、オレも聴いてみたいな…」



「そうじゃろうぉ~リョウちゃん。」


「はい。」



「もう、2人共、やめてよ!」



「いや、上原、オレ、マジで上原の歌、聴きたい。」



真剣な瞳で、上原を見つめた。



「オレに上原の歌、聴かせてくれたいか?なぁ、上原、頼むよ。


お前の歌

聴かせてくれよ……」




甘い声で、頼んだ……









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