恋に落ちた☆アイドル
「もう、来ないか?」
「うん、もう、大丈夫だと思う。」
「そうか?」
「うん。」
「じゃあ~」
念のため、もう一度
廊下や婆ちゃんの部屋の前を確認。
「いないな。」
そして
上原の腕を引っ張り部屋の中に入れ
ドアを閉めて
壁に上原の体を押し当て…
間髪入れずに
キスをした……。
ちょっと、強引だったかもしれねぇ~が
待てなかったんだ……
許してくれよ
上原…
本当は、このまま
抱きたかったが
なんだか
上原の婆ちゃんが
どこかで聞き
耳立てているようで…
今日は、キスだけでガマンするか…。
続きは、また
今度な、上原。
ーーーーこの時の、オレ達はまだ…
知らなかったんだ…
オレ達に最大の嵐が近づいてこようとしていた事を………。
ーーーーーサムッ!
「どうしたの?坂口君。」
「なんか……悪寒が……」
「えっ?サムッ!あ、あたしも……悪寒が…なんだか……」
「「イヤな予感‥?」」