恋に落ちた☆アイドル
オイオイ…嘘だろう!?
これがホントに上原のお母さんなのかよ!?
あの、王子とお姫様の絵本の話しを読んでくれていたっていうぅぅ~~!?
オイオイ、いくら何でもイメージ違い過ぎるだろうォ~!!
しかも、さっき、やっとちゃんと付き合えるようになったオレ達に向かって
イキナリ現れて「別れろ」だとうぉぉ~~!!
そんな一方的に言われて
「はい、そうですか」って
言えるわけないだろう!!
上原を見たら
悲しそうな瞳で
目の前の母親を見つめてた。
上原の手
ギュッと握りしめて
「そんな事…できません!!」
「坂口く…ん…」
「なんですって!?」
「僕は…オレは…上原の事が……
凜さんの事が大好きなんです。
やっと付き合えるようになったのに……
親から言われて
「はい、そうですか」って別れられるハズがないじゃないですか!?
そんなの…できません!!お断りします!!」