恋に落ちた☆アイドル

「あなた。何言ってるの?髪まで染めてぇ~これから大切な時期なのに。」


大切な時期?



「凜。あなた
大学はどうするの?志望校はもう決めたの?」



あっ!!大学…


そっかぁ~
高3だもんな

オレ達。


将来の事
真剣に考えなきゃいけない時期。


だよな。


オレ、このままずっとアイドルやるって思ってたから

大学とか就職とか
余り真剣に考えた事なかったからな。


そうだよなぁ~



オレって脳天気☆


って、言ってる場合じゃないな!!


上原、どうするんだろう?


大学に行ったりするのかな?



「凜、どうするの?」

「まだ…決めてないです。」


「どうして?早く決めないといけないじゃない。」



「ごめんなさい。」

おぉ~い
なんだか上原が
段々小さくなってきたよぅ~……



「お前…そんな久しぶりに会えたのに

怒ってばかりいたら凜が可哀想じゃないか。」


おっ、おじさんファイト♪


けど…


「あなたは黙っていてください」

の一言で
おじさんまで
小さくなってしまった……。


オレ、どうしたらいい?




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