恋に落ちた☆アイドル

別れ際に赤外線通信で、やっとゲットした上原のケータイの番号とメアド


ケータイをポッケにしまい

「帰ったらメールするな」

と、告げてサヨナラした。



少し歩いたコンビニに停めてあった佐々木さんの車の中に乗り込むと

ケータイをポッケから取り出し見つめた……。


「大丈夫かなぁ~上原…」

上原の不安そうな顔が頭から離れない……


「上原さんが、どうしたんだ?」


「うん…実はなぁ~」


佐々木さんに上原のお母さんの事を話した。



「そっかぁ……
それは大変な事になったな」

「あぁ~そうなんだよ~しかも、うちの、脳天気な親父達とは違って、色々…なんかありそうでさ…
アイツの事が…心配で胸が痛いよ……」



「そうだな…リョウ、お前が上原さんを守ってあげなきゃな…あした学校休みだろう?仕事も昼過ぎには終わるから

あした会いに行って来いよ」


「サンキュー、佐々木さん。」





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