恋に落ちた☆アイドル

「蘭子ぉ～お前の歌は、俺だけに聴かせてくれって


言ってたじゃないかぁ～


お前の全ては
俺のモノなんだからさぁ～」




「あぁ…始まった…」


「いい年して、よくやるのぅ～凜、ﾜｼは帰るぞ」



「お婆ちゃん！待ってよ！坂口くん！……坂口…くん?」



あぁ…坂口君
目が点になってる…

だよねぇ～


あんな２人が
こんな２人になっちゃうんだもんね。



初めてあのバカップルに変身した２人を見るんだもの。



「坂口くぅ～ん。大丈夫?」


「へっ?あ…うん…だい…じょうぶ…


あのさぁ～聞いていいかなぁ…」


「うん、何を?」


「あの、目の前の」



「ｲﾔだわぁ～あなたぁ～こんなところで
そんな事、言っちゃあぁ～恥ずかしいじゃないぃ～♪」


「いいじゃないかぁ～蘭子ぉ～本当の気持ちを言ってなにが悪いぃ～なぁ～蘭子ぉ～♪」



「ｱﾊﾊﾊ…気にしないで、置いて行こう。
あぁ～なったら誰も止められないし

２人の間に入る事なんて100％無理だから。」