GOD・ゲーム シーズン2
「いえ…何もありません…」

斉藤にはそう言うのがやっとだった

その答えを聞いても木田は直ぐには斉藤から目を離さなかった‥

しかし斉藤がとうとう顔を伏せると木田も前に向きなおり「そうか‥それならいいんだがな‥せっかく治りかけてる俺の機嫌をそこねちゃー駄目だもんな~」
とだけ小さく呟いた。
斉藤の信頼はやはり著しく落ちていた。


しばらくすると神崎が言っていた工場が見えてきた、どうやらマンションを建てる跡地のようでそこら中に鉄筋などが置かれていた。
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